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2023 年の最期の一日は

2023 年の最期の一日は

2023/12/31

2023 年の最期の一日は
朝から降り続いた雨が大地を濡らしている。
大晦日が雨なんて。
ため息交じりの声がどこからか聞こえてくる。
人の気持ちは天気に左右されることが多い。
そして同じ天気でも人によって受け止め方が違う時もままある。
晴天の空を見上げ、喜ぶ人は多いが、大地を焦がす太陽に困惑する人もいる。
雨空を恨めしそうに見上げる人の傍らに、恵みの雨にほっとする人もいる。
暑い、寒いと天気に気持ちを振り回され、
自分の行いが、天気を左右しているのではないかと思う人も少なくない。
人間だけがあらゆることに理由をつけたがる
あるがままに受け入れ、その環境にあわせ自らを適応させていく木々のようになれたら
どんなに強いだろうか。
そんな風に思いながらも、そんな風になりたくないと思う自分もいる。
自分の気持ちを大切にしたい。
暑い暑いと憎らしく太陽を見上げるくせに、しばらくたてば寒い寒いと太陽を恋しく思う。
なんてわがままで愛おしい、人間らしい感情。
感情があるから、それに振り回されながらも、
笑い、泣き、怒り、悲しみ
そして共感することができる
感情があるから、分かり合えることがある。
感情があるから、わかりあえないこともある。
それでも自分の気持ちを大切にしてあげたい。

調和という名のもとに、自分の気持ちにふたをすることもある。
もちろん。調和は大切だ。
他者を思いやる気持ちは和を保ち、自分を守ってくれる。
思いやる気持ちと自分を押し殺すことは違う。
今年一年、たくさんの感情を持ち、そしてたくさんの感情に触れてきた。
それによって嬉しいことも、自分を奮い立たせてくれることもあったが、傷ついたこともあ
った。
その時々を振り返り、自分は自分の気持ちを大切にできていただろうかと問いかける。
自分の気持ちを大切に、日々を過ごしていきたい。
それはわがままに生きるということではなく、
「自分の気持ち」を蔑ろにしないということであり、
「自分の気持ち」で起こした行動に責任を持つということだ。
自分の気持ちを大切にしてあげられるのは自分しかいない。
2024 年
凍てつく冬が終わり、心地よい春が来て、燃えるような夏が来て、そして鮮やかな秋が巡っ
てくるだろう。
その時々で私はどんな感情に出会うのだろうか。
今宵は、一年の自分の心をいたわってあげよう。
たくさんのコトに触れ、たくさんの感情に出会った心を。
ゆっくりと静かに日が沈む。
2023 年 みなさまにとって良き一年であったこと。
そして 2024 年のご多幸をお祈り申し上げております。
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新年は 2024 年 1 月 2 日から営業いたします。

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